『今記事で使用のスナップ写真は全て事前に許可を頂き掲載させて頂いております』
涼しげな風が吹き始めると、メンズファッションも一新されます。
秋冬の装いは、カラー、生地感、素材感が重要な役割を果たし、深みのあるスタイルを創り出します。
オシャレをしたくなる秋冬に向けて、ファッショニスタ達のスナップを交えながら読者様の秋冬スタイリングにヒントを提供。
是非、最後まで見ていって下さい
秋冬ファッションへの切り替えに最適な気温は、地域や個人の体感差によって異なるため、一概には言えませんが、多くの場合、『気温15℃前後が目安』でしょう。
- 18℃から15℃:この温度範囲では、薄手のセーターや長袖シャツ、軽いジャケットがオススメ。
- 15℃から12℃:少し厚手のセーターやカーディガン、薄手のアウターを着始め、レイヤードスタイルがオススメ。
- 12℃以下:ここからは本格的な秋冬ファッションに移行し、ウールコートやダウンジャケットなどの防寒に優れたアウターが必要になります。
- 7℃以下:この気温になると、暖かいアウターにプラスで、手袋や帽子、スカーフといった冬のアクセサリーを取り入れると良いでしょう。
1.秋冬のカラーパレット
1. 秋の基本カラーについて
- 暖色系の深み: バーガンディ、マホガニー、オレンジ、ブラウン等
- クールな寒色系: ネイビー、チャコールグレー、フォレストグリーン等
- ニュートラルカラーの重要性: ベージュ、キャメル、グレー、アイボリー等
- モノトーンスタイル: ブラック、ホワイト
秋におすすめの基本カラーとその特徴を紹介。
暖色系の深み
バーガンディ/マホガニー/オレンジ/ブラウン等
『秋冬の定番カラー』
心理的な印象: 暖色は親しみやすさ、情熱、エネルギーを象徴し、着る人の心理状態にポジティブな影響を与えることがあります。
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僕のインスタグラムからも紹介します。
クールな寒色系
ネイビー/チャコールグレー/フォレストグリーン等
- 心理的な印象: 寒色は一般的にクールで洗練されたイメージを持ち、特に都会的でモダンなファッションスタイルに適しています。
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ニュートラルカラー(無彩色に近い色)の重要性
ベージュ/キャメル/グレイ/アイボリー等
・心理的な印象:シンプルで控えめなこれらの色は、洗練されたエレガントなスタイルを作り出します。又、ニュートラルカラーはワードローブの基本となり、どんなファッションにも比較的容易に取り入れることができます。
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モノトーンスタイル
ブラック、ホワイト等
- シンプルで洗練されている: モノトーンのコーディネートは、余計な色使いを排除しているため、シンプルさと洗練された雰囲気を演出します。
- モダン: 現代的な感覚を反映し、都会的でスタイリッシュな印象を与えるのが特徴です。
- 強いコントラスト: 黒と白のはっきりとした対比は、強い視覚的インパクトを生み出し、個性的なスタイルを強調します。
- 汎用性: モノトーンはどのような場面にも適しており、ビジネスシーンからカジュアルな出来事まで幅広く使えます。
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2.生地感と素材の選び方
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- 生地の厚みと温かみ: ウール、ツイード、コーデュロイ
- タッチの感触: カシミアやアンゴラ
- フリース : 主にポリエステル素材
生地の厚みと温かみ: ウール、ツイード、コーデュロイ等
ウール(Wool)
ウールは羊の毛から作られる繊維で、その他の動物(例えば、ヤギのカシミアやモヘア、ラクダ、アルパカなど)の毛から作られることもあります。ウールは保温性が高く、水分を吸収しても暖かさを保つことができるので、冬服によく使われます。また、自然な弾力性があり、しわになりにくいのも特徴です。
ウール素材はスーツ、セーター、コートなど様々なアイテムに用いられます。
ミニマルの一番好きな素材です。汎用性と上品さを両立できるのがポイント
ツイード(Tweed)
ツイードはウールを使って織り成される厚手の生地で、もともとはスコットランドが起源です。ツイードはその耐久性と保温性で知られ、多くの場合、表面に独特の織りパターンやフレック(小さな色の点)が見られます。アウトドア活動に適しており、ジャケット、コート、スーツ、キャップなどに利用されます。様々な色とパターンが存在し、伝統的な服装だけでなく、モダンなスタイルにも取り入れられています。
コーデュロイ(Corduroy)
コーデュロイは綿または綿混紡の生地で、その表面に独特の模様があります。厚みとリブの幅はさまざまで、幅広のものから細いものまであります。
コーデュロイは丈夫で暖かく、秋冬のカジュアルウェアによく使われます。パンツ、ジャケット、シャツ、スカートなど幅広いアイテムに用いられています。
タッチの感触: カシミアの贅沢な手触り
カシミアの特性
- 柔らかさ: カシミア繊維は非常に柔らかく、肌に優しいため、快適に着用できます。
- 保温性: カシミアはその軽さに反して保温性が高い。寒い季節には特に重宝します。
- 軽量: 軽くて暖かいので、着用していることをほとんど感じさせません。
- 通気性: 繊維が天然のため、皮膚が呼吸しやすく、快適な着心地を提供します。
- 豪華さ: カシミアは手触りだけでなく、その希少性とエレガントな光沢によって高級感があります。
カシミアの用途
カシミアはセーター、スカーフ、カーディガン、コートなど、様々な高級衣類に使われます。その柔らかさと快適さから、贅沢なギフトとしても人気があります。パートナーへのプレゼントにもオススメ!!!
僕のインスタグラムから『EDWARD BROWN』のカシミアストールを使ったスタイリングです。
女性的な使い方に見えますが、案外男性でもいけます。何より、暖かいので男性の方も挑戦されてみて下さい。
カシミアのお手入れ
カシミアは比較的デリケートな素材であるため、特別なお手入れが必要です。手洗いやドライクリーニングが推奨され、保管時には防虫剤を使用すると良いでしょう。適切な条件下で丁寧に保管することで長く着用できます。
ただ、僕はどうしても洗濯したい派なので洗濯しています。。。笑
以上の特性から、カシミアは高級素材として高く評価されており、寒い季節のファッションには欠かせない素材のひとつ。
オススメ防虫剤はこちら(オーガニック系なところがポイント)
フリース
フリースは基本的に温かみのある柔らかい素材で、多くの場合、ポリエステルから製造されます。
- 起源: フリースはもともと1980年代にアウトドアブランド「パタゴニア」が環境に優しい素材として開発したもので、再生可能な資源を利用したポリエステル繊維から作られました。
- 特性: フリースは軽量で通気性がありながらも、優れた保温性を持つのが特徴です。また、速乾性にも優れ、水分を素早く外部に逃がして乾燥を促します。
- 柔軟性: 活動的なシーンでも動きやすいです。
- 耐久性: ポリエステルは耐摩耗性が高く、フリース製品は長持ちすることが多いです。
- 環境への配慮: 現在では、リサイクルペットボトルから作られたリサイクルフリースも普及しており、サステナブルなファッションの選択肢としても考えられる。
- メンテナンス: フリースは洗濯機で洗えることが多く、扱いやすい素材です。ただし、静電気が発生しやすいという欠点もあります。(静電気対策が施されたものも多数あります)
- 用途: フリースはアウトドアウェアだけでなく、日常のカジュアルウェア、パジャマ、ブランケットなど幅広い製品に使用されています。
フリースは、その多用性と機能性で秋冬のアウター、中間着、インナーなどに広く用いられており、冷え込む季節の必需品とも言えます。
Instagram hajikuroさん
hajikuroさんのこちらのスタイリングは、レトロ感もありつつ洗練されていて素敵です。秋冬スタイリングに是非挑戦されてみて下さい!
定番のパタゴニアもいいですが、個人的に最近良いなと思ったのはLLBEANのフリースです。
お手頃で品質が良く、満足感のあるフリースをお探しの方はチェックしてみて下さい。
3.秋冬コーディネートの基本
- レイヤードスタイルの極意: 薄手のアイテムから始めて重ね着する方法
- シルエットのバランス: 筆者の例
- アウターの選び方: 基本的な選択肢15選
レイヤードスタイルの極意: 薄手のアイテムから始めて重ね着する方法
- 薄手のアイテム:
- ベースとなるのはインナー。これは吸湿性が高く、体温調節を助ける素材が理想的です。
- 例えば、コットンやロングスリーブTシャツなど
- 中間レイヤーの追加:
- 次に着るのは軽いセーターやカーディガン。ここで少し厚手の素材を選ぶと、保温性が高まります。
- 外側のレイヤーを調節:
- ここでシルエットのバランスが重要になります。スリムなミドルレイヤーの上には少しゆったりめのアウターを合わせるとバランスが取りやすくなります。
- シルエットのバランス:
- 全体のシルエットがもたつかないように、バランスを見ることが大切。最近はファッションも様々なのでここは好みでいいと思います。
- アクセサリーで調整する:
- スカーフやハット、手袋などのアクセサリーもレイヤードの一部として加えると、実用性だけでなくスタイルのアクセントにもなります。
レイヤード参考例(小林さん):メリハリのある重ね着スタイル。縦のラインをブラックで作ることでアウターを引き立てながら、スタイルアップを実現したスタイリング。ジャケットやパンツのシルエットのバランスが良く、プロのファッションは参考になります。
唯一無二なダウンジャケット。『ミリタリーの要素』と『ダウンジャケット』をミックスしたデザインのダウンジャケットもオススメです。
Instagram junpei_kobayashiさん
シルエットのバランス
シルエットに関しては体型によりけりなので自身のお好みが最適かと思います。
ですが、それですと解決にならないので、あくまで参考までに『筆者のケース』を紹介します。
例)身長が高くない/顔は小さめの場合のバランス
ハイウエストでタックインして、ゆったりめの短丈アウターを着用するとバランスが取りやすかったりします。
このように自身の体型を見極めながら、『最適な似合う着こなしを見つけるまで試す』というのもありなのではないでしょうか。
メンズスタイリングのコンサルティングも行なっていますのでご希望の方は『お問い合わせ』よりご連絡ください。『インスタグラムのアカウントとお名前/年齢/お住まいの県』をご記入ください。
アウターの選び方: 基本的な選択肢 15選
- ピーコート
- 短めの丈にダブルブレストが特徴的な、海軍由来のコート
- トレンチコート
- 通常はベルト付きで、フォーマルからカジュアルまで幅広いシーンに適す
- ダッフルコート
- トグルボタンとフードが特徴のコートです。
- ダウンジャケット
- 羽毛が詰められており、非常に暖かく冬に適したアウター
- パーカー
- カジュアルな外見でフードがついており、日常使いに便利なアイテム
- レザージャケット
- 牛革や羊革などから作られ、耐久性とスタイルの両方を兼ね備えています。
- デニムジャケット
- カジュアルな外観で、春や秋に人気のアウター
- ボンバージャケット
- 元々はパイロットのためのジャケットで、リブ編みの腕とウエストが特徴的
- ブレザー
- ビジネスカジュアルに適した、よりフォーマルなジャケットです。
- 近年は軍パン合わせをするミックススタイルも見かけます。
- アノラック
- プルオーバー式の軽量アウターで、カジュアルなアウトドアシーンに適しています。
- ウールコート
- 通常、長い丈でフォーマルな場にも適した、ウール素材のコートです。
- フィールドジャケット
- ミリタリースタイルのポケットの多いジャケットで、機能性が高く汎用性もある。
- カーディガン
- カジュアルながらもきれいめのスタイリングにも使えます。
- キルティングジャケット
- 断熱性が高く、菱形などでキルティングされたデザインが特徴です。
- 個人的には『ラベンハム』や『マッキントッシュ』がオススメ
- シェルジャケット
- 雨風に強く、アウトドアなシーンで活躍。『ARC’TERYX』や『THE NORTH FACE』が有名。
自分のライフスタイルや好み、そして気候に合わせて適切なアウターを選びファッションを楽しんでゆきましょう。
近年のトレンドでは『シェルジャケット』や『ナイロンジャケット』、『ミリタリージャケット』が流行していると見受けられます。
4.アクセサリーと小物で差をつける
- マフラー/チーフ/手袋を活用する
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- アクセサリーをつける: リングやバングルや腕時計で秋服にこなれた印象をプラス
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5. 秋冬スタイリング提案3選
- オフィスカジュアルの秋冬コーディネート
- カジュアルな週末のお出かけ着
- 特別な日のフォーマルウェア
3.オフィス/カジュアル編
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2.カジュアルな週末のお出かけ編
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Instagram a_saku511さん
Instagram k_j_u_dさん
3.特別な日のキレイめファッション編
Instagram junpei_kobayashiさん
Instagram junpei_kobayashiさん
まとめ
いかがでしたでしょうか。
季節の変わり目は、スタイルを新たに定義する絶好の機会です。
秋冬の装いは、レイヤードをさせる楽しさがあります。オシャレを楽しめます。
ウールやカシミア、フリースなどの素材を選び、アウターにはピーコートやダウンジャケット、ウールコートを選んで、アクセサリーを上手に取り入れながら、足元は暖かいブーツや靴下で冷えを防ぎ、季節感あふれる装いで冬の寒さを乗り切るための工夫をすると、秋冬ファッションをより楽しめるでしょう。
今記事で読者様の日々の着こなしにインスピレーションをもたらし、より洗練された秋冬スタイルを楽しむお手伝いができれば幸いです。
ミニマル
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今記事では個人的な解釈で掲載しております。最新の注意を払っておりますが、間違っている情報があればご自身でお調べいただくようお願いいたします。
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