今記事ではARC’TERYX BETA ARについて筆者目線で執筆いたします。
参考までに、私(ミニマル)は173cm/62kgでARC’TERYXのジャケット(S〜M)を基本的には選びます。
まず、はじめに基礎知識としてARC’TERYX”のシェルジャケットに対し『疑問点としてよく挙げられる2点』から解決してゆきましょう。
- BETA/ALPHA/THETAの違い
- SL/LT/AR/SVの違い
①BETA/ALPHA/THETAの違い
簡単にいえば着丈の長さが異なる。
(短い) BETA<ALPHA<THETA (長い)
BETA(ベータ) : ヒップが半分程度隠れる着丈(比較的短丈)
ALPHA(アルファ) : ヒップがすっぽり隠れる程度の着丈(普通)
THETA(シータ) : ヒップが完全に隠れる着丈(長め)
前提としてARC’TERYXはアウトドアブランドのため過酷な環境で耐えれるよう着丈が比較的長めです。
*BETAを例に出すと、BETAは比較的短めの部類ですが、タウンユースで着用するなら”普通〜やや長め”くらいという認識でいた方が無難かと思います。
ドローコードを絞り、好きな丈感に着丈を調節すると今っぽい雰囲気が出せると思います。
②SL/LT/AR/SVの違い
簡単にいうと生地の厚さや強度が異なる。
ARC’TERYXのジャケットはスペックによって分類分けされています。
モデル名の後に書かれたSL/LT/AR/SVがそれらにあたります。
(他にもFL/MX等もありますが今回はARをメインに執筆しますので省きます。)
(薄手) SL << LT<< AR << SV (厚手)
SL : スーパーライト (超軽量素材で持ち運びやすさや手軽さを重視)
LT : ライト (機能性とミニマルなデザインで普段使いにもしやすい高性能)
AR : オールラウンド (その名の通り、様々な場面で使用できるオールラウンドなスペック。悪天候でも問題なく活躍する高性能)
SV : シビア (ARC’TERYXの中でも最も耐久性が高い素材を使ったハイエンドモデル。シビアな環境でも活躍)
BETAシリーズSL/LT/SVとARの比較表
BETA JACKET | BETA LT JACKET | BETA AR JACKET | BETA SV JACKET | |
プライス | ¥55,000(税込) | ¥66,000(税込) | ¥84,700(税込) | ¥85,800(税込) |
生地 | ゴアテックス | ゴアテックス | ゴアテックスPRO | ゴアテックスPRO |
フードサイズ | 一般的な大きさ | ヘルメット対応 | ヘルメット対応 | ヘルメット対応 |
ベンチレーション | なし | あり | あり | あり |
主な使用用途 | 普段メイン〜登山 | 普段〜登山メイン | 普段〜悪天候でも可 | シビアな悪天候でも可 |
*ゴアテックスの細かい仕様は省いています。
又、価格に関しては変動する可能性があります。詳しくは公式オンラインをご覧下さい。
ARC’TERYX BETA AR 外観
パッカブルで透湿性があり、長持ちする防水保護機能を備えたベータ AR ジャケット。様々なアルパイン環境やアクティビティに対応し、幅広く性能を発揮できるよう作られた一着です。Most Ruggedテクノロジーを採用したゴアテックス プロ(ゴアとの共同開発した次世代素材)が、最高の耐久性を提供。ヘルメット対応のDropHood™に内襟を採用して保護機能を高め、RECCO®リフレクタを埋め込むことで緊急時の捜索性を向上させています。
引用元 ARC’TERYX公式オンラインサイト
機能性&素材感
スタンドカラー
チンガードは起毛のマイクロスエード素材でとても快適な仕様となっている。
フードとセパレートしたスタンドカラーがARの特徴です。
*SL/LT/SVは繋がったようなデザインで襟が独立していません。
BETA ARは『独立したスタンドカラー』のためフードの形が横から見た時に他のモデルよりも綺麗に見えた点もポイントでした。
ジップ
センター(画像左)/ Water Tight ビスロンジッパーを採用 : なんといってもスムーズな開閉が癖になります。
サイド(画像右)/ RS(防雨)ジッパースライダーを採用 : 止水効果が高く,都会的な見え方。高品質。
内ポケット
スマートフォンが入る程度の大きさ
シンプルで使い勝手の良い丁度良いサイズ感が特徴
ゴアテックスプロ
『ゴアテックス』をブラッシュアップした『ゴアテックスプロ』を利用しています。
PROとつくと響きがかっこいいですよね。笑
ただし名前だけでなくPROシリーズはゴアテックスの中でも『最も耐久性に優れ、極めて優秀な素材』です。
そして“MOST RUGGEDテクノロジー”を採用していて更なる性能UPを実現。
ドローコード
ドローコードのおかげで本来の目的である雨や風の侵入を防ぐ事が可能になります。
そして昨今流行りの自分好みに着丈を調節し着こなしもオススメです。オシャレをするにも使える一石二鳥な作りです。
ベンチレーション
脇の部分にベンチレーションがついているため蒸れ防止に役立ちます。
個人的には、オシャレという目的ではなかった本来の機能ですら、オシャレに見せるARC’TERYXのデザインが好きです。
シームレスな裏地
このシームレスな生地が、洗練された雰囲気を醸し出しています。
ARC’TERYXの技術力が垣間見えます
シルエット
公式サイトではレギュラーフィットとなっております。
難点として、カナダの人々は日本人よりも腕が長い方が多い点が挙げられます。
又、着込むことを想定されているため、カナダのブランドであるARC’TERYXの商品は、長めの袖丈となっているモノが多い。
これらが多くの日本人にとっては問題となり得る気がしています。(長すぎて…といった声、非常によく聞きます)
そこでARC’TERYXの店員さんに教えて頂いた裏技を伝授します。
『内側と外側に1回ずつ折り込んでベルクロで留める』
文字では伝えにくいためリールにて掲載しています。是非ご覧下さい。
サイズ感 173cm/62kg
BETA JACKETシリーズでは私くらいの体型ですと『S〜M』が良いと思います。
お店で着用した際は『XSサイズ』も着れないことはありませんでしたが、身幅のゆとりを考えると難しく感じました。
ジャストがお好きなら『S』で問題ないと思います
私は大きめに着用したかったため『Mサイズ』をセレクトしました。
下記画像では『BETA AR JACKET (Mサイズ) 着用』 / ドローコードで絞り『5cm』ほど内側に折り込んでいます。
結論まとめ
シェルジャケットのベストバイはARC’TERYX
実は『ARC’TERYX』のシェルは3着目なのですが 『AR』はダントツで気に入っています。
以前BETA JACKET / BETA LT JACKETを所有していましたが、何故かしっくりこなくて手放しました。
そして今回 『AR』を最後のチャレンジと思い購入したところ、完全に最適解でした。
よく口コミで『ゴワゴワする』『着心地が悪い』なんて評価を見かけますが、私は一度も感じていません。
むしろ硬い素材感だからこそシルエットが綺麗に出ますし、体型カバーや耐久性のメリットもあると感じます。
そこに一番魅力を感じています。
様々な意見もあると思いますがミニマルの結論は『AR』になりました。
その他モデルでも素晴らしいアイテムは沢山ありますので是非ARC’TERYXのシェルを検討されてみて下さい。
このように当ブログでは様々なファッションに関する知識をまとめています。
是非チェックお願い致します。
ミニマル
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<注意点>
今記事はあくまでも個人的見解です。
最新の注意を払って執筆致しておりますが間違った情報もあるかもしれません。
何かございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
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